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ノーベル賞受賞で注目を浴びる樹状細胞。


樹状細胞もしくはDC細胞もいう細胞をご存知でしょうか。

樹状細胞は2011年にノーベル医学生理学賞を受賞したラルフ・スタインマン博士が、その働きを解明した免疫細胞のことです。

スタイマン博士といえば、ノーベル賞受賞の発表後に、実はその直前に亡くなっていたことが分かり、話題になりました。

世界的な権威のある賞の受賞を知らずに亡くなられたなんて、なんて残念なんだろうと衝撃を覚え、印象に残っています。

そのスタイマン博士がその役割解明に生涯をかけて尽力されていたのが、樹状細胞。

樹状細胞は、ガン細胞などをやっつけるための前提となる大きな役割を果たしていることが判明したんです。

私たちの体には、病気や異物に抵抗し、排除する免疫力が備わっています。

体内に侵入してきた細菌やウィルスが感染した細胞やガン細胞は、免疫細胞によって発見され、攻撃を受け、排除されます。

その免疫細胞は、実は、チームプレーをしていることが分かりました。

ガン細胞を見つけ、その情報を教える、攻撃体制を整える、攻撃の指令を行う、攻撃の激励を行う、といった役割分担がなされているのです。

その中で、樹状細胞は、司令官のような重要な役割を果たしているとされます。

自らガン細胞を食べて、ガン細胞の目印を把握し、それを攻撃排除部隊に教えて、ガン細胞を攻撃、撃退させるわけです。

樹状細胞はガンの発症や進行を抑える上で、欠かせない細胞ということができます。

ノーベル賞受賞の喜びを知らずに亡くなってしまったスタイマン博士ですが、実は、自らこの樹状細胞の力の効果を実証されていたのです。

4年前にかかったすい臓ガンを樹状細胞の機能を利用した免疫療法により延命されていたのだそうです。

すい臓ガンといえば、見つかりにくいうえ、症状が重くなりやすく、痛みの激しいとされるガンです。

そのすい臓ガンを自ら研究した免疫療法で緩和しながら、さらなる樹状細胞による免疫療法の可能性を探るべく、休日も体調が悪い時でも、研究に打ちこまれていたそうです。

博士の樹状細胞の研究は、ガンを効率よく撃退・排除できる可能性を見出し、現在でも、多くの研究者や研究機関で、この樹状細胞を用いた新たな免疫療法の開発がすすめられています。

博士の残した功績は大きいですね。

自らの研究成果が、後進に受け継がれ、さらなる画期的なガン撃退法が編み出されることを願っているに違いありません。

詳しくは「樹状細胞の働き | がん治療と向き合う人の情報サイト」に書かれています。